【日本革市】NIHON KAWAICHI

きめ細やかな感性と、確かな「なめし」の技術。

一般社団法人 日本タンナーズ協会 Tanner's Council of Japan
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メーカーのやるべきはコアなファンづくり

福島株式会社 鞄工作社いたがき

  • 株式会社 鞄工作社いたがき
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1 「神は細部に宿る」を体現するプロダクト

鞄工作社いたがきが設立されたのは、1991年のこと。当初は「リペアセンターイタガキ」という社名で、バッグメーカーであるエースの指定修理工場としてスタート。その後、1993年になると「鞄工作社いたがき」に社名を変更し、本格的にバッグの製造にも取り組み始めた。
2013年には、オリジナルブランド「TREPITO(トレピト)」を始動。厳選した革を用いた、使い勝手のいいバッグを主力に、財布や名刺入れなども製造している。これらのプロダクトは、本社敷地内にあるショールームにて購入することができる。
「ショールームや催事で対面販売をすることが多いので、革の性質をお客様に理解していただけるよう、常に努力をしています。皮革製品になじみのない方にもメリットとデメリットをきちんとご説明して、そのうえでお手に取っていただければと思っています」
そう語るのは、代表取締役社長の板垣良二さん。プロダクトの制作においては、「特に縫い始めと縫い終わりが雑にならないように意識しています」。最初の一針から緊張感を持ち、それを最後まで持続する。神は細部に宿るとはよく言うが、一見してわかりにくい部分にも手を抜かないのが“いたがき流”なのである。

2 タンナーとの信頼関係が何より重要

プロダクトに使用する革はおもに、栃木レザーと橋本製革所から仕入れているが、今回は兵庫県姫路市にある橋本製革所との関係性にスポットを当てたい。
「橋本さんに初めてお願いした革は、牛を交配させるときに使うベルト用の革でした。タンナーとしてはクロムなめしがメインなのですが、『ドラムタンニンもできますよ』と柔軟に対応していただき、とても親切な方だと思いましたね」
現在、両社の付き合いは15年を超えた。近年は、顔料を塗装したソフト革と、少々硬めで表面にパラフィンを噴いた混合なめし革を仕入れている。
「橋本さんのタンナーとしての魅力は、仕事に幅があるところです。クロムとタンニンを両方やっていて、染料にも顔料にも対応してくれる。それ以外でも、コミュニケーションを重ねながら、細かい要望にも気持ちよく応じてくれますね」
両社のように、信頼関係という土台がしっかりしているからこそ、良質なプロダクトが生まれるのだろう。

3 最低10年は使えるアイテムづくりを

取材の途中で、創業者であり良二さんの父でもある板垣航二さんも顔を出してくれた。鞄工作社いたがきの基盤をつくり、製造・販売と修理の両輪体制を確立した航二さんだが、ジャパン・レザー・プライド・タグの存在をどのように受け止めているだろうか。
「浸透させるまでには相当時間がかかるかもしれませんが、これからはアジア諸国と競争をする時代に入るので、安定した品質を誇る日本の革をタグでアピールするのは良いことだと思います」
良二さんもほぼ同様の意見で、「取り組み自体はとても良いと思います。メーカーにメリットをもたらすようになるのはこれからでしょう」と語ってくれた。
そんな良二さんは、メーカーの舵を取る人間として今後をしっかりと見据えている。
「よく一生ものと言いますが、10年持つものをつくるのは大変なこと。まずはそこをクリアできるメーカーになり、お客様に喜んでもらえるものをつくりたいです。また、今の時代にものづくりをするなら、特定の人たちに満足してもらえればいいという割り切りが必要です。そこでコアなファンができれば、少しずつ裾野が広がっていくと思います」

●株式会社 鞄工作社いたがきホームページ→http://www.kk-itagaki.co.jp/

この皮革製品メーカーが商品に使用しているタンナー

有限会社 橋本製革所 有限会社 橋本製革所(兵庫県姫路市)
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